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リフレクソロジー  OVERLAP

REFLEXOLOGYサロン "OVERLAP" の ブログでーす。 不定期更新! STAFFが更新してます。 ときどき、よってみてください!

9月から足揉みをさせていただいているAさん。
今日は原稿用紙をお持ちで、「自叙伝だ!」と笑いながら
私に手渡してくれた。
この場での発表を快諾してくれたので以下に紹介しよう
と思います。

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 太陽が帰り支度をする夕暮れ時、家族との穏やかな食事の時間。
ハシを取ろうと手を伸ばしたが、レースのカーテンで仕切られたような
不愉快な視野のせいで味噌汁の椀に当たりこぼしてしまう。
シタ、シタ、シタ…
テーブルから自分の服に流れ落ちてきた。
またやってしまった。
悔しさと悲しさと情けなさが胸の奥に突き刺さっているのがわかった。

私の病気はベーチェット病。
主に眼に炎症が起きる全身性の疾患であり、内臓に潰瘍、皮膚にはアザ、
膝には血栓ができたりと人により様々な症状がでる原因不明の病気である。
この病気が発症したのは今から約6年前のこと。
当時、私には妻とまだ3歳の息子がいた。
夜テレビを観ていると突然画面が見えにくくなり、メガネのせいかと
休日を利用して眼鏡屋に行くと

「眼鏡矯正では改善できないので一度眼科の方へ行ってください。」

と、淡々とした対応をされ、その足で眼科に行ってみると今度は

「もしかしてけっこう悪い病気かもしれませんので
大学病院を紹介します、そちらでみてもらってください」

それでもそんなに重い病気になってしまったとは思えず
軽い感じに受け止めて大学病院へと足を運んだのだが
歯切れの悪い口調で先生はこう言った。

「ブドウ膜のところに炎症が起きてることに間違いはないのだが
どの病気にあたるかはわからないので、病名は今のところないです。」

私は思わず先生に
「え!?名前ないの!?」と言い、私を困らせているこの炎症に名前が
つけられないことに愕然としたのだった。

 病名がはっきりと告げられたのはそれから一年後のことだった。
担当の先生から難病と言われている「ベーチェット病」だと言われても
まだそれほど見えにくいわけではなく、その病気の重さを感じることも
なかったので、まさか自分が身体障害者としてこれから生きていかねば
ならないなどとは当時思いもしなかった。

それから数カ月後、眼の炎症は徐々に進行、10数年勤めてきた理容師と
いう仕事をやむなく辞職し、失業生活が始まるとともに失意に暮れる日々
にやるせなさが続いた。

 そんな日々を繰り返したある真夜中、独り酒に酔い先の見えない未来を
考えていた時、悲しみと疲れのせいか台所にある包丁を手に取っていた。
キラリ光る刃が眼に飛び込んできた時にはもう震えも恐さもなくなっていた。
あわやというタイミングで、普段ならいったん寝たら決して起きることのない
妻が突然起きて現れ私のバカな行動を止めてくれたのだった。
しかしそんな妻も生活の疲れや将来の不安のためか、小さな手を握り離婚を決意。

やがて訪れた孤独に「強く生きなければ」と言い聞かせるがそう思えば
思うほど私は強くない、弱い人間であると認めざるを得なかったのである。

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続きは明日書きます。。
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